ストーリテリング第 31 回例会の報告
2014 年 12 月 18 日(木)
雑司ヶ谷地域文化創造館
本日の例会はストテリの歴史の中でも、記憶に残る例会でした。
なぜならファウンダーチームとしてまた VPEとして、
このクラブを引っ張ってこられたあれさんが、
この度郷里に帰られるという例会だったからです。
メンバーの皆が優しくて、面白くて、才能あふれたあれさんと、
しばらく会えないという寂しさを心に秘めながら、雑司ヶ谷に集まりました。
マーティ会長の開会の辞では 12 月は人とも、物とも出会いと別れのシーズンという事で、
最近進めている蔵書の電子化についてのお話でした。
この日はまさしく、あれさんとのしばしのお別れ、
そしてり王さんがオーストラリアから帰国されて、
打ち上げには顔を出してくださるという別れと再会の例会です。
おけいさん改めアリシアさんが、
今日のストーリーテラー。
時間の関係からご自身のお勧めの物語はなしで、3人のスピーカーにバトンを渡します。
1:まずはぷーさんの、
あれさんへのローストスピーチ。
博識でアイディアの泉、そしてスピーチコンテストへの熱い情熱を持ったあれさんを
上げたり下げたりロースト(あぶる)しながら、
でもやっぱりあれさんの素晴らしさを存分に語ってくださいました。
スピーチのタイトル「桃缶と、真実とビデオ撮影」も
あれさんが映画への造詣が深いことからの映画の題名のパロディと、凝りに凝ったスピーチでした。
2:次は同郷ののんたんです。
なんとあれさんには本当に懐かしい南部弁での故里、鮫町の昔話「鯨の街」、南部昔コ集よりの朗読です。
鮫町のおじいさんを助けた八戸太朗という鯨が、
和歌山までお参りに行ったところ、和歌山の鯨漁師、安兵衛に仕留められてしまいます。
さあ八戸太朗はどうなったのか、無事に鮫町までたどりついたのか。
私たちまでなぜか懐かしく、引きつけられる素晴らしいスピーチでした。
3:3 番目は名古屋より駆けつけたエルさんのスピーチ。
エルさんが前にあれさんに聞かせると約束していた、エルさんの名前の由来にまつわる映画のスピーチです。
映画キューティーブロンドの主役、エル・ウッズは可愛くてでもそれだけじゃない、心に秘めた強い意志を持った女性です。
その女性が映画の 1 シーン、議会の委員を前にしてのスピーチを暗誦してくださいました。
美しくて強い女性、まさしくエルさんらしい素敵なスピーチでした。
論評ではガジさんがぷーさんへ。
ローストの上げて、下げてまた上げるという手法がよく学べたと感謝の論評。
そしてトーマスさんがのんたんへ。
方言だったので全てがわかったわけではなかったが、それでも民話の世界に
聞き手をしっかり誘ったいいスピーチだったとのことでした。
あれさんには自由論評で、
3 名のあれさんへのオマージュのスピーチに対し、惜しみの無い賞賛と感謝が述べられました。
さてさて、次はお楽しみの時間。
とぼけたサンタが運んできたのは、
北の国に帰るあれさんという妖精のおじさんへの、クラブメンバーからのプレゼント。
そして、ぷーさんや、こぼっちゃんなどからもあれさんへの心のこもったプレゼントが渡されました。
最後にあれさんから皆さんへのご挨拶。
青森と東京を若い頃から行き来しながら、
夜行列車から見たシリウスを自分に見立てていたというほろりとさせるお話。
これからは距離が離れますが、でもあれさんと私たちは1つの星座のようにこれからも、輝き続けていくことでしょう。
皆の心が一つになったなんとも素敵な、
そしてちょっぴり寂しい例会でした。
あれさん、
またすぐ来てね、皆待ってます。
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